2013年1月7日星期一

【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 被災地に首都の恩返し

【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 被災地に首都の恩返し
きょうはクリスマスイブ。先日、久しぶりに銀座を歩いていたら、発光ダイオード(LED)の青白い光のツリーの中で「スペシャル・シャンパンゴールド」という金色の光に出合った。あまりの美しさにしばし足を止めて見入ってしまった。たまの外出もいいものだ。若いころの私のように、華やいだこの日がどうも苦手で「マッチ売りの少女」のような孤独を感じてしまう人もいるかもしれないが、恋人同士で、あるいは家族や友達と、さまざまなクリスマスを過ごしていることだろう。 このイブに東京国際フォーラム(東京・丸の内)で1日限りの「げんき咲かそう!ふくしま大交流フェア」が開催される。フラガールのショー、郡山市の安積高校合唱部によるライブ、県内の祭りや、ご当地グルメと、“福島まるごとメリークリスマス”といったイベントだ。そして、これを応援しているのが東京都の被災地支援課。ステキだ。クリスマスのきらびやかな光も家庭の電気も首都圏は多くを福島県に支えられてきた。イベントは東日本大震災の被災地への恩返しであり、クリスマスプレゼントといえるかもしれない。 そういえば、NHKの来年の大河ドラマ「八重の桜」も福島県が舞台だ。主人公は現在の同県会津若松市出身で「幕末のジャンヌダルク」といわれる新島八重さん。同志社大学を創設した新島襄の妻で、夫を支えるだけでなく、男尊女卑の風潮がまだ強かった明治初期に「ジョー」「八重さん」と呼び合い、刺激し合うパートナーだったという。八重さんは戊辰戦争で男装し、銃を持って戦った-と福島県の友人から教えてもらった。大河ドラマが楽しみで仕方ない。きっとたくさんの観光客が会津の地を訪れるだろう。被災地にはこうした“クリスマスの贈り物”がいっぱいあっていいと思う。 その一方で東京都は震災復興にも結び付けようと、2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致に取り組んでいる。16日の都知事選では、副知事として招致を推進してきた猪瀬直樹さんが圧勝したが、その後ろでオーラを発していたのが日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎さんだった。その後、お会いでき、話を聞くと、「当選が決まったとき、バンザイではなく、『やるぞ!』のポーズにしようと言ったんですよ」と川淵さん。76歳とは思えない、はつらつとしたチャーミングなお方である。招致実現にリーダーシップを発揮していかれるだろう。 その招致活動はいよいよ山場を迎える。来年1月7日に国際オリンピック委員会(IOC)に立候補ファイルを提出。冒頭に新首相と猪瀬知事のあいさつ文が載ると思う。3月上旬にIOC評価委員会メンバーが来日。5~7月に国際会議でプレゼンテーションを行い9月7日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでのIOC総会で開催都市が決まる。 ライバルのイスタンブールとマドリードに比べ、東京は財政面などの多くの項目で優位だが、課題は国民の支持率。5月のIOC調査は賛成が47%で、10月の招致委員会の独自調査では67%だった。ロンドン五輪とパラリンピックでの日本選手の活躍が引き上げたのだろう。さらに世論を盛り上げるにはどうしたらいいか。千思万考しながら新年を迎えたい。(ますだ あけみ)
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