Google、iOSアプリ開発チームの求人広告
米GoogleがMac系ブログメディアなどにiOSアプリ開発者を募集する求人広告を掲載している。米9TO5Macが12月28日(現地時間)に紹介した。
この広告のリンク先の求人サイトで、GoogleがモバイルアプリのiOS版開発のための独立したチームを擁していることが明らかになった。
「クールで有意義なことをしよう」と書かれたこの動画広告(地域別にターゲティングされているので日本では表示されない)をクリックすると、iOS向けアプリ名(Google検索、YouTube、Chrome、Gmail)が次々と表示され、「あなたならiOSにGoogle体験をもたらせる」と誘う。最後の「詳しくはこちらで」をクリックすると、「ちょっと待った、GoogleにはiOS向けアプリ開発チームがあるのか?」と書かれたWebページが開く。
このページはGoogleの求人サイト内のもので、Google検索のiOS版を開発するチームメンバー、ケン・ボングー氏へのインタビューが掲載されている。「みんな僕たちが既存のGoogleアプリをiOSプラットフォームにコピペしているだけだと思っているみたいだけど、それは違う。僕達はかなり自由に、既存アプリよりいいものを作り出すことに挑戦できる」と語った。
Google製品のモバイルアプリでAndroid版よりiOS版の方が早く新しい機能が追加されることがあるのは、こうしたチーム構成によるもののようだ。
AppleはiOS 6からGoogleマップエンジンの不採用、YouTubeアプリの削除など、“Google離れ”しているが、オリジナルのマップアプリが不評でGoogleマップアプリの性能をユーザーに再確認させる結果になった。
今回の求人広告にはiOS向けGoogleマップは含まれていないが、同アプリは公開後48時間で1000万本ダウンロードされた。
また、Googleが9月に公開したiOS向けYouTubeアプリはAppleが提供していたものより高機能で、App Storeの「トップ無料」ランキングで常に上位(本稿執筆現在は3位)に入っている。【関連記事】 iOS向けGoogleマップアプリ公開 「正確で使いやすい地図をぜひご利用ください」 Google、iPhone向けYouTube公式アプリをリリース iOS 6正式公開を前に Google検索でGmail内も検索可能に iOSアプリにSiri的機能追加 iOS向けGoogle検索アプリがアップデート iPhone版もデザイン刷新
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