【ジャイアンツ通信】念願の日本一つかんだ村田、視線は来季へ
3年ぶりに日本一を奪回した巨人。アジア・シリーズも制し史上初の「5冠」を達成するなど、2012年はまさに最高の1年となったが、感慨ひとしおなのがフリーエージェント(FA)権を行使し横浜(現DeNA)から巨人入りした村田修一内野手(32)だ。2度の本塁打王に輝くなど球界を代表する長距離砲ながら、どうしても手の届かなかった「優勝」の2文字。「巨人に来てよかった」としみじみ語る男は、早くも次の目標に気持ちを切り替えている。(森本利優) 11月25日、東京・銀座。巨人の優勝パレードに参加した村田は、バスの上から満面の笑みで沿道を埋め尽くした38万人のファンらに手を振っていた。 「気持ちよかった。(銀座には)何回か行ったことあるけど、ああいうことはまずない。つらい時もあったし、いろんな苦労をしたけど、日本一になってよかったと改めて実感した」 念願だったビールかけでも大はしゃぎし、ハワイへの優勝旅行では目いっぱい、家族サービスもした。すべてがプロ10年目で初めての経験だった。 ◇ ◇ 今季のチーム第1号を放ち、巨人の第76代4番も務めた。「最低限の目標」だった全144試合出場を果たし、2度目のベストナインにも選ばれた。だが本人が語ったように、村田個人にとって必ずしも喜びだけのシーズンではなかった。 チームは快進撃を続けたが、自身は数字も打球もなかなか上がらなかった。9月には二回でベンチへ下げられ、そのまま帰宅を命じられたり、チャンスに代打を送られた。移籍1年目は打率・252、58打点、12本塁打。阿部慎之助、坂本勇人、長野久義とともに原辰徳監督に“枢軸”に指名されながら、成績では他の3人に大きく水をあけられた。< 前のページ123次のページ >
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